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2017.7.22 更新

<重賞データ分析コーナー>
*前日予想と違って、不定期だがほぼ毎週出走馬確定前に行っているMの次週重賞データ分析コーナー。
 前週のデータ分析を回顧し、当週の重賞を過去数年にわたってデータ分析しています。
出走馬確定前に分析しているので、今回の出走馬ではなく、あくまで近年の連対馬、人気で凡走した馬のステップを解析し、そのレースの質(特徴)を読み解くと同時に、Mにおけるデータ分析手法の実践を通し、その習得を目指したコーナーになります。

新たに編集S君の予想と、それに対する今井氏のワンポイントアドバイスコーナーが付いて、重賞分析がさらに使いやすく、増量パワーアップ!


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中京記念データ分析


編;勝負レース、先週に続いて万馬券的中とか、ガツンガツンと高配当来ましたよね〜。土曜はマカオJCTで本命が勝って、馬単9820円を2点目的中、3着馬も67点で買い目に入っていたので3連単500倍当てた人も多かったんじゃないですか。日曜は福島最終、馬単16020円の万馬券がこれも2点目的中でした。

今;単勝17.7倍も美味しかったよね。

編;マレーシアCも人気薄が2着でズバリ当てましたし、土曜は本命が取り消したレース以外、勝負レース、完璧でしたね。

今;日曜の準勝負レースとかも、本命は結構おいしいのが馬券に絡んだし、ようやくクラス再編の嵐が過ぎて楽になったね。

編;というと?

今;クラスが替わると、降級馬もある意味鮮度馬になっちゃって、鮮度判定、ストレス判定が難しいんだ。それに加えて、降級の圧倒的な実力差のある人気馬が出てくることも多いから、美味しいレースが限られるというのもある。

編;マカオJCTのチトニアは逆ショッカーでしたね?先週同様、逆ショッカー本命にしてくると、「あ、これ来るタイプの逆ショッカーだ」って分かりましたよ。

今;逆ショッカーの話ばっかりやってると、天の邪鬼だから延長で面白い馬の方を狙いたくなるからね。福島最終の万馬券的中も、延長のワンツーだったでしょう?

編;素直じゃないですね〜(笑)。で、チトニアはどこが良かったんですか?

今;2走前に前半33.9秒の急流を5番手だからね。しかも初芝で。前走も18頭立てで5番手。今回はほぼ逆ショッカー完成だろう。いつも言うけど、よっぽどの人気薄でもない限り、逆ショッカー完成するかどうか分かんないような馬を小難しく狙うことはない。こういうそのままストレートので良いよ。しかも3走前はダートのタフな競馬を追い込んでそこそこ好走しているから、かなりのハイペースになってぎりぎり逆ショッカー掛からないで逆ショッカー崩れだって来るタイプだ。所謂セーフィティーネットの掛かった逆ショッカーリーチ馬だね。前走が逆ショッカーで勝った1番人気より有利なのは間違いないよ。

編;福島最終の延長2頭はどうしてですか?

今;あれは東京1600mからの延長というのがミソだ。100mしか違わないで、広くて坂のあるコースで、今回が小回りだから、S質の流れ、延長でありながらある種短縮でもあるというね。それに合う血統だったのが、1,2着馬ということになる。

編;ところで函館記念はショッキングでしたよね〜。逆ショッカーのタマモベストプレイが14番人気で2着に激走しました。

今;あれは無理だよ。前日ではコース替わりで良馬場の高速レースを想定しているから、外枠の好位からの短縮馬なんて、追走に手を焼いて、外々回って終わりだ。そしたら突然の雨で、ばらけてペースダウンして、外々回らずに済んだし、そもそも内の差し馬しか間に合わない高速馬場のはずが、内の差し馬は悪いところ回らされて、物理的にアウトの逆馬場だったからね。まぁ、この時期だから、スコールみたいなのはどうしようもないけど。

編;にしても、タマモベストプレイって、それまで先行していて、前走だけ後ろに下がって、今回はほぼ逆ショッカー完成の馬ですよね。

今;しかも、前走は長距離の厳しい流れという、まさに教科書通りの理想的な逆ショッカーだったね。逆ショッカー狙うなら、難しいこと考えずに、こういう分かりやすい逆ショッカーを機械的に買う方が良いってことだったよね〜。

編;逆ショッカーなら、完成するか分からないような差し馬のツクバアズマオーを狙うことはないってことですね。

今;逆ショッカーの観点ならだけどね。Mの基本だと、短縮はしぶといタイプの差し馬を買いたくなるけど、こういう逆ショッカーの流れになれば、そのままストレートに教科書的な逆ショッカーがそのまま来る確率が高い。実はここに僕が逆ショッカーを発表した、重要なポイントがあるんだ。

編;というと?

今;ちょうど先日、雑誌で対談みたいな企画があってね。そのとき話したんだけど、対談としてはかなりややこしい話になったんで、そこは省略されると思うから(笑)、ちょっとだけ解説しておこうか。逆ショッカーというのは、Mの法則のステップ理論を元に作られたものだ。

編;それはそうですね。短縮と位置取りショックの合わせ技ですから。

今;だけど、それと同時に、ある一線を越えたMの法則の外部でもあるんだよ。本で書いた劇薬という意味はそこにある。

編;それはまたどういうことでしょう?

今;まず、緩い流れ、軽いレース質をある程度想定している点だ。Mというのは、各馬がストレスの強く影響する、苦しくなるようなタフなレースで最も効果を発揮するからね。これは例えば、L系や量という概念が、ある種、Mの法則では外にあるのと同じになる。もちろん、L系を狙うことはあるけど、そのときの感触と、C系やS系を狙うときの、確信めいた感触は違う。例えば先週の勝負レースで160倍を2点目で当てた福島最終みたいなのは、S質とC質なものだよね。タフなレースを前提としているから。逆に土曜の勝負レースの少頭数で、6番人気の大幅延長だったストーンウェアを本命にして連対したでしょう?あれはL質なものだった。だから、レースになってみないと本当のところは分からない、レース質の軽さを頼りにしている怖さがある。L質なものというのは、Mにおけるウィルスみたいなものなんだよ。外部だから、怖さがある。そしてもう一つは、今回が8番手という条件だ。未来が始めにある。そうなると、8番手以内になる可能性の高い馬、つまり逆ショッカーポイントを最も綺麗に満たしているのは、タマモベストプレイになってしまう。

編;逆ショッカーポイント表だと、確かにツクバアズマオーより有力ですね。

今;だけど、理論的にレースを積み上げて予想していくと、そういう解答には辿り着かない。つまり、高速馬場の外々を回らされる馬という与えられていた前提では、タマモベストプレイのような外枠の短縮馬は、高速良馬場における函館記念の構造上、物理的にほぼないわけだ。だけど、実際には急な雨が降ることで、その前提はあっさりと覆された。あるいは雨ではなく、それは特殊な展開やバイアスなのかもしれないけど、実際にはそういうエラーは常に起きうる。Mの法則は、内側の集積から作り上げてきたものだからこそ、外部からのウィルスは、かなりの劇薬になるんだ。

編;難しそうな話ですが、なんかワクワクしてきますね〜。

今;そう、久しぶりにね。考えれば考えるほどこれは面白いよ。でもちょっと疲れてきたかな。この続きはまたいつかにしよう。分析にいこうか。

編;では分析ですが、昨年はレヴァンテライオンから馬単1点目で当てた函館2歳Sにしましょうか?

今;2歳戦はMの得意なジャンルだからね。昨年も2番人気でも単勝7.2倍もついたから美味しかったし。ただ、数年前から、オープンからの出走が無くなったでしょう?だからデータ分析コーナーとしては、話すネタがないんじゃないの。新馬ばかりではあっという間に終わっちゃうよ。

編;では中京記念の方が良いですかね。昨年の中京記念は、米子S5着の7番人気ガリバルディが来ました。OP特別3〜5着はどうですか?

今;16頭中2頭が来ているね。確率が低くて3番人気の馬も消えているからアテにならないけど、来た2頭は7番人気と11番人気だから、注意は必要だ。来た2頭は2走前もOP特別の弱い相手に5着と13着に凡走していた。だから人気が無かったわけだけど、そのぶん蓄積ストレスが全く無かったというタイプだね。4着に激走した馬もいるけど、その馬も重賞だけど2走前は10着に凡走だった。2走前が凡走である必要は無いけど、好走の場合はいつものように、下級条件とかダートとかレース間隔とか、何かしらの蓄積ストレスの免除がある馬を買った方が良い。それと4着以内に来た3頭は今回4角10番手以降と追い込みだった。人気薄でサンプルが少ないケースだからあくまで参考だけど、相手強化で流れに入り過ぎない方が確率は高くなる。それでいて、2頭は前走3角5番手以内。もう1頭は11番手だけど18頭立て。その前は16頭立ての8番手。つまり、差し馬が優勢だけど、あまりそれまで後ろ過ぎる馬だと、OP特別という緩い条件からだから、重賞に向かうには若干活性化が足りないという可能性が高くなる。

編;2着のピークトラムはOP特別連対後の6番人気でした。

今;OP特別連対馬は、休み明けは除くと、10頭中4頭が3着以内。これはかなり珍しいね。広い中京コースのシーズンオフで、如何にレース質が軽いかということだ。シーズンの最中のレースなら、ほとんどストレスで飛ぶからね。夏の軽い時期は、ストレスよりリズムが優勢になるケースも多いというやつだ。しかも来た馬はすべて4番人気以下の人気薄だというのだから、穏やかではない。ただ逆に4番人気以内の人気馬だと、4頭中1頭しか来ていないというから、アテにはならない。これもいつものパターンだね。

編;人気薄の方が確率が高い場合は、それまでの蓄積ストレスですね。

今;そうだね。人気ということは実績があったり、それまで良い競馬を続けていた馬の可能性が高いから、確率的にストレスが問題になるステップの場合は人気馬が不利になりやすい。もちろん、蓄積ストレスがないけど人気になった馬やその逆もいるから、人気だけで考えるのではなく、それまでの臨戦過程から蓄積ストレスの問題を考えるということになる。いくら軽くてリズムが大切な時期とはいえ、高度にストレスがある馬だと怪しい。来た4頭中3頭は2走前にOP特別の弱い相手に6着以下に凡走。つまりストレスは前走だけだったというタイプだ。残りの1頭は4着に好走していたけど、3月とかなり前のレースで、3走前は準OP。つまりさっきの話で出てきた蓄積ストレスの免除パターンを2つも持っていたということになる。何れにせよ、蓄積ストレスに注意ということだね。あと来た4頭は今回3番手が2頭と、16番手が2頭。やっぱりストレスはあるから、極端な脚質が流れに嵌まりそうな馬の方が期待値は高い。

編;3着のケントオーもOP特別連対馬ですね。確かに2走前はOP特別で2番人気8着ですから、蓄積ストレスの心配はなかったですね〜。

今;それに前走3角5番手から、今回は3角16番手と思い切って後ろに下げる位置取りショックも施していたね。

編;15年はやっぱりOP特別連対後のスマートオリオンが来ました。この馬の2走前はOP特別6着凡走ですね。

今;3走前は2着だけど1200mだし、前走は直線競馬だしね。マイルのトップクラスカテゴリーストレスは全くなかった。

編;それで極端な脚質が嵌まったというかたちですか。2着のアルマディヴァンはOP特別6着以下の13番人気でした。

今;OP特別6着以下は、13頭中3頭が3着以内。全馬6番人気以下の人気薄で、来た馬のうち2頭は二桁人気だったから、怖さはあるよ。来た3頭中2頭は前走4角11番手以降。残り1頭は2番手。これはいつものパターンだね。確率の低いステップの場合は前走極端な脚質が嵌まらなかった馬を狙えという基本形だ。極端な脚質の場合は位置取りショックの余地も大きく残すしね。来た3頭中2頭は2走前が二桁着順に惨敗。やっぱり蓄積ストレスは無い馬がベター。残りの1頭は重賞で2着と好走していたけど、1月下旬のレースでレース間隔が開いていたし、前走は1番人気で15着と大きく人気を裏切っているから、全く疲れがなかったぶん、2走前は多少頑張っていても特に問題はないだろう。もちろんいつものように、レース間隔や下級条件、ダートとかの違う条件など、そういった直近のカテゴリーストレスの免除ステップを持っていれば、2走前は好走していてもなんとかなる可能性が強まるという、蓄積ストレスが問題になる場合の基本的な形になる。

編;3着のダローネガは、準OP勝ち後の3番人気でした。ただ今年は準OP勝ち後の登録はないので次にいきましょう。

(続く)

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