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2017.5.20 更新

<重賞データ分析コーナー>
*前日予想と違って、不定期だがほぼ毎週出走馬確定前に行っているMの次週重賞データ分析コーナー。
 前週のデータ分析を回顧し、当週の重賞を過去数年にわたってデータ分析しています。
出走馬確定前に分析しているので、今回の出走馬ではなく、あくまで近年の連対馬、人気で凡走した馬のステップを解析し、そのレースの質(特徴)を読み解くと同時に、Mにおけるデータ分析手法の実践を通し、その習得を目指したコーナーになります。

新たに編集S君の予想と、それに対する今井氏のワンポイントアドバイスコーナーが付いて、重賞分析がさらに使いやすく、増量パワーアップ!


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オークスデータ分析


編;スマートレイアーは、スローで指定した逃げの位置取りショック仕掛けないで控えちゃいましたね〜。

今;上がり勝負になれば餌食になるのは分かってるのにね。ラチを頼れないで中目に出す馬場なら、前に行く馬は好位馬の目標にされるんで、そもそもスローだと4角で離さないとアウトだし。あのメンバーなら逃げの位置取りショックか、ペースアップしての2,3番手と期待したけど、スローを控えるとは甘かった。内から乾いて最内が伸びる馬場になって、仮に逃げなくても最内をスルスル抜けるシーンも考えたけど、内開けちゃう馬場だと余計に、スローを逃げないと捉まるよね。前計量と輸送で馬体重が危ないと思った3頭が普通の状態でパドック回ってたのにももやられたけど。GW明けだと、空いていて輸送がスムーズなのか、前週の輸送馬がかなり駄目だったんで、ちょっとビビったのが失敗だった。2走前まで準OPで蓄積疲労がないわけで内枠なんだから、アドマイヤリードは少なくとも対抗にしないといけいないのに、押さえ評価にしちゃったから。

編;土曜は勝負レースで万馬券的中もありましたし、今週は日曜の勝負レースで万馬券的中ということで。今週も本で大変そうなので、さっそく分析にいきましょう。どんな感じですか?

今;今週で終わるよ、いよいよ(笑)。分量が予定と違ったりして、余計に書いた部分があったり、逆だったりして大変なことになったけど。だから、入りきれなかったやつはMの公式ホームページにそのうち入れようと思っているよ。

編;ではオークスの分析ですね。昨年は桜花賞2着の1番人気シンハライトが勝ちましたね。

今;阪神開催時の桜花賞連対馬は、41頭中24頭が3着以内。で、前走が2番人気以内だと19頭中13頭が来ている。やはり前走が激走でなく疲労がない馬は、距離が全く変わるし、間隔もまずまず開くから、心身疲労がリセットされやすく、有利は有利。その中でさらに2走前が1番人気だと14頭中10頭が来ている。2走前が1番人気ではなかった馬だと5頭中2頭と少し率は落ちて、来なかった3頭は桜花賞で12番手以降の追い込みだった。また2走前が1番人気で来なかった4頭中3頭が桜花賞で0.3秒以上千切って勝った馬で、残りの1頭は桜花賞で3角15番手と追い込みだった。つまり、桜花賞で圧勝した馬や、追い込みで連対した馬は、心身疲労が大きく残るリスクはある。といっても、追い込んで連対してきた馬も一杯いるけどね。ただ、前2走とも3角10番手以降だった馬は2頭中1頭が来ていて、来た馬も1番人気2着と人気を裏切っているから、リスクは当然増えるよ。それとトータルでも桜花賞で0.3秒以上千切って勝った馬は全て2番人気以内で5頭中1頭しか来ていないからね。激走過ぎて反動が出ることもあるし、桜花賞の適性が高すぎたということもある。

編;10年くらい前に出した重賞の本でそう書いてあって、その後も本当に人気のレッツゴードンキが飛んじゃいましたもんね。あれはよく覚えています。

今;桜花賞では本命に予想した馬だったけどね。オークスはそれで圧勝したぶん、当然苦しくなった。桜花賞を3番人気以下で連対した馬は、22頭中11頭が3着以内と若干率が落ちる。やはり激走だったぶんのストレスだね。特に桜花賞で逃げた馬や、3角13番手以降から追い込んだ馬は、Mの基本である極端な脚質で激走によるストレスで、7頭中1頭しか来ていない。

編;昨年はそれでジュエラーが危なかったはずなのに、反動でそもそも出てこられませんでしたもんね〜。

今;そうだったね。あれも桜花賞で本命にして、ここで評価を下げるというシナリオだったんだけどね。唯一来た馬は2走前は9番手以内だったし、今回も無理に動かず追い込みに徹したから。いくらデータ的に危なくても、極端な脚質が流れに嵌まった場合は、流れの外から競馬するぶん、心身面で物理的に摩擦がないから。桜花賞が2〜12番手なら、15頭中10頭が来ているように、確率は上がる。これで来なかった5頭は2走前に重賞で2〜4着に好走していた。つまり蓄積疲労はあるのに、2走前に勝つほどの絶対的勢いがあったわけでもないというようなタイプだね。そういう馬でも来ているのもいるから絶対的な話ではもちろんないけど、蓄積ストレスと勢いのバランスという話になる。

編;2着のチェッキーノはフローラS勝ちの2番人気でした。

  今;フローラS連対馬は49頭中13頭が3着以内。レース間隔が詰まって、桜花賞連対組と比べれば似たような条件のぶんだけストレスの影響はあるから、やや率は落ちる。この中で比較的安定感があるのが、フローラSを3角7番手以降の差しで連対した馬で、24頭中10頭ている。特に10番手以降なら12頭中7頭が来ている。ただ勝った馬がいないように、活性化面で少し心配だけど、大崩れは比較的しにくいステップだ。このタイプで危ないのは2走前が新馬や未勝利だったタイプで、4頭中3頭が消えている。鮮度があるんだけど、弱い相手の経験がほとんどの馬が、緩い東京を後方から追い込んできたとなると、さすがに長距離戦とはいえ、GTを前にS質の活性化問題でどうなのかというのは出てくるからね。あと7番手以降で来て比較的危ないのが、2走前が阪神で結構頑張っていて、その前もレース間隔が詰まっているタイプ。輸送もあるから、蓄積疲労の心配も出てくる。そういうのでも来た馬は結構いるけどね。馬体重とかで疲れの有無は注意してチェックだ。フローラSが3角6番手以内だと、25頭中3頭が3着以内と、かなり率が下がる。しかも来た3頭中2頭が稍重の年だから、特殊バイアスだしね。来た3頭は前走で2番手以内。前走で極端過ぎる脚質なら、やっぱり嵌まるときの怖さはある。差しに回る位置取りショックのオプションも残されているしね。あと前2走とも逃げていたのが1頭。残りの2頭の2走前は差しで、つまり、徹底先行でなく、脚質に動きがあったタイプだね。それの方が今回位置取りショックを掛けやすいし。逃げていた馬となるとデータ的に特殊だから、嵌まるときは嵌まっちゃうということだけど。

編;3着のビッシュはフローラS5着でした。

今;フローラSを3〜5着だった馬は、44頭中3頭が3着以内。来た3頭のうち2頭は前走3角で16番手以降の追い込み、残り1頭は3番手。これもいつものパターンで、来にくいステップだけに、前走極端な脚質が嵌まらなかった馬がベターということだね。あと来た3頭中2頭が2走前500万、もう1頭は重賞だけど1400m。トップクラスの芝中長距離鮮度が高い馬には注意ということに、データ的にはなっている。

編;それでは15年です。この年は忘れな草賞勝ちの3番人気ミッキークイーンでした。

今;忘れな草賞勝ち馬は22頭中6頭が3着以内。2走前も2000m以上だった馬だと5頭中1頭のみが3着以内。やはり前走が単調だけど一応オープンという、OP特別の2000mで、2000m続きだと、少し活性化問題がネックになってくるからね。唯一来た馬は前2走とも逃げていて特殊だし、結局今回は2番人気3着と人気を裏切ってのものだったから。2走前が1800m以下なら、17頭中5頭と、人気を考えると悪くない。来た5頭は前走1角6番手以降で、そのうち2頭は4角では2番手以内に上がっていた。つまり、差し馬や、捲り気味に動いた馬が有利。あと、今回も1角では4番手以降からの競馬だった。ある程度矯めて競馬出来るタイプだね。それでいて、3走前までのキャリアの中に短距離やダートなど、S質な経験をしているとベター。総合すると、前走が弱い相手の2000mを控えるという、やや活性化に欠く競馬をしているぶん、それまで活性化させていたステップの馬で、それでいてある程度は我慢が利くタイプが一番有利ということになる。

編;2着のルージュバックは桜花賞9着後の1番人気でした。

今;桜花賞6着以下は、83頭中14頭が3着以内。ストレスがないぶん、結構怖い。巻き返した14頭は全て桜花賞のどこかで一端は6番手以下に下がっていた。だけど、前2走で一度もどこかで7番手以内に上がったことがなくて来た馬は1頭だけ。つまり、差して凡走した馬に有利なんだけど、あまり近走で動きがないと、前走差して凡走だけに活性化問題が引っ掛かってくるということだね。唯一7番手以内に前2走の一度も上がっていないで来た馬は2走前が3角8番手とぎりぎり満たさなかっただけで、前走は逆に15番手と後方。そして今回は5番手。バウンド系で前に行っていた。8番手以下続きといっても、かなり位置取りに動きがあって、活性化はされていたということだった。あと巻き返した14頭中12頭が2走前に連対して、そのストレスで前走凡走したMの基本タイプ。つまりリズムを崩していたわけではないタイプだね。残りの2頭は牡馬相手のGU弥生賞6着と、チューリップ賞3着。かなりレベルの高いレースだったし、弥生賞なら別路線になるしね。ちなみにその2頭は3走前に勝っていたよ。

編;3着のクルミナルは桜花賞2着後の6番人気でした。さっき見た人気薄で桜花賞を来たタイプですね。12番手でぎりぎり好走ゾーンでしたし。

今;そうだね。それまで4戦だけだから、蓄積疲労がなかったし、3,4走前は6番手以内の好位から競馬をしていた。


(続く)

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